先週の土曜日の夜に、レッド・ツエッペリンの2007年のステージの映画「Celebration Day」を観てきたんですが、その週の労働の疲労が出たのか、映画館に向かう途中で眠くなってきてしまいました。
高校生の頃ロックを聴きながら就寝する習慣があった僕は、もう長い間そんなことはしていないのだけども、2時間の演奏の間、気持ちよく少々まどろんでしまいました。
もちろん殆どの時間はスクリーンを見てましたが、起きているような眠っているような気持ちいいひとときも。
20時半からが、この日の1回目上映だったのですが、会場は1割ぐらいの入り。
もしも、このメンバーでの日本公演が実現したとしても名古屋飛ばしは確定ですねー。
一曲ごと演奏が終わるごとに思わず拍手をしてしまいそうになるのですが、ライブ会場では無いのでそんなことをしたら恥ずかしい。 と、思ってたらナンシー社長の岸田さんが渋谷で観た時には、大勢の観客が拍手していたらしい。
本篇、アンコール前の最後の曲が「KASHIMIR」でした。
この曲は、変則チューニング「DADGAD」チューニングの曲です。
このブログを読んでくださっていて、ギターを弾かない方々に説明しますと、ギターの通常のチューニングは、どこも押えないでジャラーンと鳴らしたときに6弦から1弦に向かって「EADGBE(ミラレソシミ)」にします。それを「DADGAD」は1弦と6弦を一音下げてD(レ)の音にして、2弦を1音下げてA(ラ)にチューニング変えたたものです。
こうすると、インド音楽というか、ちょっと変わった感じになります。
ジミー・ペイジ、ジャック・ホワイト、ボノが出演した映画で、この曲「KASHIMIR」のリフをペイジが弾くシーンがあります。
これ見た時にダンエレクトロのギターでこの音が出るなら、バーストのレスポールなんか不要ではないか? と思ってしまいました。(1958年-1960年のバーストは2-3千万円ですが、ダンエレクトロのギターはペイジ氏が使用しているのと同じ時代のヴィンテージものでも十数万円で売ってるのを見たことがありました。)
映画を観て「KASHIMIR」を無性に弾いてみたくなってしまい、昨日はコピって何度も繰り返し弾いてしまいました^^
本来、僕ははレギュラーチューニング以外はダメなのですが、左手で押えた場所から意外な音が出るのが妙に気持ちよかったです。(変則チューニングに目覚めたか?>自分)
表題に書いた「不思議」のことですが、通常「DADGAD」チューニングの曲はマイナーな音階の曲に合う印象が強いのですが、様々な変則チューニングを多用する押尾コータローさんの手にかかると、下の動画のように爽やかな曲に仕上がってしまうことを書きたかったのでした。
この曲は、遅咲きのヒーローである押尾コータローさんがライブのMCのときに「ロックバンドでベースを弾いていた時にもうまく行かなかったし、仕事もいろいろやったけど長続きせず、自分はもうダメなのではないかと思ったこともあったけど」というような話をしたあと、「皆さんは、ひとり1人がヒーローなんです!」と、エールを贈りたくて作った曲とのことでした。