僕がお店に入った時、岸田さんがちょうどこの日の夜のライブで使用する'52レスポールの弦を張り終わったところでした。前日の大阪公演で6弦が弦落ちしたとのことで、それを防止するために.010-.052という6弦側がぶっといのにしたそうです。難点は巻弦のざらざらしたのに違和感があるとのこと。
そのあとジンキーアンプにつないで今夜のセッティングを決めているようでした、と思ったらいきなり「マットさん、この音でどう?」と質問されてしまいました。
そう訊かれても岸田さんがどういう音を求めているのか分からないので、返答に困りました。僕としてはもう少し歪んだ音が好きだったのですが、「クリーントーンを狙ってるのですか?」と訊いたらそうだというので「OKだと思います。」と返答。(結局、夜はジンキーアンプのブースターで(?)少し歪ませていましたけど。)
続いて使用するシールドをどれにするかを決めるのに、実験台に僕がギターを弾くことになり、シールドをとっかえひっかえして音質やノイズの程度を岸田さんが聴いてこの夜の名古屋公演に使用するものを決めました。
即席ローディーとしてのご褒美はお好み焼きの粉。たこやき40個分、お好み焼き12人分ぐらい作れるらしいです。
作るの面倒なので固辞したのですが、結局持って帰ることに、、、今度作って食べます。(汗)
さて、夜は栄のメモリーレーンでのKunio Kishidaトリオのライブを観に行きました。ベースは関雅夫さん、ドラムは須田ポニーさん。
今日の1本目のギターは、フェンダー社が1億円以上でオークションで落札したエリッククラプトンのギターを基にキズまで忠実に作ったというブラッキーのレプリカモデルでした。レプリカとはいえ2百数十万円という限定品です。
購入したNancyのお客様の希望で、この日岸田さんがライブで使用することになったらしいです。
セットリストが見える場所に座って聴いていたので、次の曲が何かを分かりながら演奏を観ていました。
しかし、聴きたかった「Pass Me By」が何故か飛ばされてしまいました。休憩中にパスした理由を岸田さんに訊いたら「集中力が無くて、静かな曲は出来ないと思ったから」だそうでした。
演奏されずPassされた「Pass Me By」の過去の演奏です。(Passがかぶってますね。(笑))
この日の2本目は、さきほどNancyで見た'52レスポール・ゴールドトップでした。ハムバッキングではないP-90がハードなナンバーではかなりパンチがあるのを知り意外に思いました。
このレスポール、1ステージ目が終わった休憩時間中に僕の座っていた真横に置かれたので、近くでじーっと眺めてしまいました。^^
終了後の打ち上げにも参加して、家に帰ったのは午前1時頃でした。
素晴らしいギターサウンドとバンドの演奏を聴けて楽しい夜でした。^^