前回の記事で今年になって2回目のライブ観戦と書きましたが、
今年初めて見に行ったライブは、マイミクのAkkermanさんがギターを弾くFourcastというバンドでした。
ヤン・アッカーマンのライブを11月末に見に行った後にフォーカスのコミュがあるのを知って参加して、そこでAkkermanさんとネット上で言葉を交わして知り合いになったわけでした。
先日グラファイトセラミック製の
シグネチャーモデルの記事を書きましたが、持ち主がこのバンドのギタリスト、Akkermanさんこと星川さんです。
ところで、ミクシイでやりとりをしている間にふと気がついたのですがトップページに、
マット→s@mo→Akkermanと書いてありまして、京都BBAで1年前に僕が知り合った、さもさんを介した「友達の友達」関係だったのでした。世間は狭い。(笑)
会場への行きかたが分からないので、当日にネットで検索してみたら
ショッキングなことが書いてありました。一瞬、Fourcastのライブは中止かと思いましたが、良く見たらこの日のライブは行われるので一安心しました。
会場に着いて階段を下りていたらパープルのバーンのエンディングが聴こえてきた。「尻紫」と外に表示の宣伝が書いてあったので、最初のバンドはディープ・パープルのコピバンだったのであろう。パープルは好きなのでもっと早く来るべきであったかも。orz
チケットを受付で購入。引き換え券で交換したビールを飲んでくつろいでいると、Fourcastのステージが始まりました。
Fourcastのメンバーは4人。
ギター:星川さん
キーボード:竹内さん
ベース: 清原さん
ドラム:桜内さん
演奏が始まる前にステージの前にフルートを持っている素敵な女性がいたので、その方がフルートを吹くのかな?と思ったのでしたが違いました。
見に来た目的のうちのひとつ、珍しいグラファイトセラミック製ギターの登場は残念ながらありませんでした。使用されたギターはストラトとレスポール。後で訊いて見たら「70年代に敬意を表するため」珍しいJakkaermanギターの使用はやめたとのことでした。でも、そのギターが見られなかったことなど、どうでもよくなるほど素晴らしいバンド演奏でした。
1曲目はフォーカスUでした。ギターはラージヘッドのストラト。
バイオリン奏法がしやすいからストラトを使っているのかな?と思いました。僕が好きな曲で、高校生の時にコピーしたことがありました。バイオリン奏法はせず、もちろんこんなに上手には弾けませんでしたけど。
そういえば、先日ヤン・アッカーマンのライブを観たときには、この曲が始まった瞬間、横にいたYさんが「大好き」とつぶやいているのが聴こえてきたことがありました。
フォーカスが好きな人で、この曲が嫌いという人はまずいないはずです。
そのフォーカスUの動画です。
2曲目はハンバーガーコンチェルトに入っている、ハーレムスキャーレムです。この曲もメロウなフレーズが入る部分だけ高校生の時にコピーしました。星川さんの弾くところを見ていたら、そのわずかな2回繰り返す部分で1回目はフロントピックアップで、2回目はミドルピックアップに切り替えて弾いていました。僕はLP聴いても全然気がつきませんでしたが、後で質問したら「そう聞こえる」とのこと。僕らレスペファンがボヘミアンラプソディーのソロはフロント+ミドルのフェイズアウトとか、この曲はどのピックアップポジションで弾いているとか気にするのと同様、ヤン・アッカーマンを師匠とする星川さんの研究心と耳には脱帽しました。また、ハンバーガーコンチェルトのアルバムではヤン・アッカーマンはストラトを使用しているとのことでした。
(以降、動画は一部分です。)
3曲目はムービングウエイブスのB面全部であるイラプションでした。
本家フォーカスも行った事はなく、これを行ったバンドは珍しいのでは?
先ほどバイオリン奏法がしやすいからストラトを使っているのか?などと思ったと書きましたが、間違えでした。星川さんはレスポールでもバイオリン奏法を行っていました。さすがです。手の大きさを比べさせてもらうのを忘れましたが、きっと指が長いのではないでしょうか。Beatlegの2月号のヤンのインタビューでは、ヤン・アッカーマンは、「僕は普通の人と比べて手が大きいから、弾いている最中にノブやスイッチに指が届くからいろんなことができるんだよ。」と言っており、バイオリン奏法についても「十分に手でできるんだから、ボリュームペダルを使う必要は無いよね。」と言っております。
イラプション動画です。(細切れですが)
バイオリン奏法、ところどころではボリュームペダルを使用していました。
後で使い分けている意味を訊いて見たら、早くて指が追いつかないところがあるからだそうです。
この曲の終わりの方ではフォーカスの原曲同様、桜内さんによるドラムソロがありました。
4曲目はシルビア
5曲目、ラストはホーカスポーカスでした。
ここではタイス役の竹内さんではなく・・・、
星川さんがフルートを吹いていました。
フルートを手渡していた素敵な女性は、星川さんの彼女(奥様?)だったのでしょうか。(^^)
ベースの清原さんの短いソロもありました。
また、ヨーデルの部分はワウペダルを使ってギターで弾いていました。これは先日のヤン・アッカーマンも同じようにギターで弾いていて、ネット上でも話題になっていたのでそれを真似たのかと思ったのですが、後で聞いたらヤンの日本公演を見る前から、いつもワウペダルで行っていたとのことでした。
全5曲、約45分でしたが素晴らしい演奏でした。ギターはヤン・アッカーマンそっくりの音でしたし、バンド自体フォーカスそっくりの音でした。
ないものねだりをあえて言わせていただくと(失礼!)、キーボードがハモンドオルガンだったら、本当に本物のフォーカスが演奏していると間違えてしまうほどの演奏だったと思います。
星川さんが使用したのはボリュームペダルと、ヨーデルの代わりで使用したワウのみ。つまり実質シールド1本、エフェクター無しだった訳です。
フォーキャストというバンド名はフォーカスを意識してつけたわけではないとのことです。4人のキャストという意味と、バンドのメンバーの仕事が予測(forecast)をする職業だからだそうです。フォーカスの曲のみのライブもこの日が最初で最後とのことでした。
星川さんの宣伝によるとFourcastは「オリジナルの他、結構雑多なカバー曲も演っております。 Focus、四人囃子から外道、Mountainその他もろもろ。。。」とのことです。
しかし、僕としてはフォーキャストの演奏するフォーカスのいろいろな曲をもっと聴いてみたいです。そして、星川さんがキャタリスト製のアッカーマンシグネチャーモデルを弾く姿を見たいです。
細切れの動画だけではなく、フルの音源アップの了承も星川さんから得ていたので
すが、容量が大きくてできませんでした。すんません。1週間限定ですが、
ここからダウンロード出来るようにしました。このYouSendItのサイト、以前はダウンロードするのに登録不要だったのですが現在は登録が必要です。(無料)
ページの左にある
「Sign up for FREE!」というところ又は、その下のほうにある
「Register now get more」とあるところをクリックしてご自分のアカウントを作成ください。ダウンロード可能となります。
上のデジカメで撮った動画はモノラルですし音が良くないのですが、mp3の音源は音がいいので是非聴いてみてください。